【レフェヴェソンス】お料理を食べてウルッとくる感動!!生産者をアルチザンと称え地球へのリスペクトと愛をもって最高のエクスペリエンスを提供する唯一無二の体験がここにありました!
本日は妻のお誕生日のお祝いを兼ねて、Omakaseで予約をして、ミシュラン三ツ星&Asia Top 50のレフェヴェソンスに伺いましたー!
場所は表参道駅から15分強。
渋谷駅からだとバスかタクシーでのアクセス。
高樹町交差点から徒歩3分圏内になります。
店内に入ると、受付があり、その側で窯がお出迎え。
店内はかなり広いスペースで1階、地下一階とあり、半個室に通して頂きます。
まずウェルカムドリンクとして、日本酒と金木犀のシロップを合わせてシェーカーでシェイク。最後にレモンで香り付け。
一口目にフワーッとレモンの香りに包まれて、日本酒カクテルが新鮮ですー!
・一献 野菜クリスプのブーケと豆腐サワークリーム
└最初からこれ、感動します。
野菜のクリスプが極薄でパリッとしており、豆腐サワークリームとのマッチングが絶妙。クリスプの塩味もちょうど良く、これだけでここのセンスが良くわかります!
・白トリュフ 毛蟹 ササニシキのリゾット
└帆立の殻に毛蟹のリゾット。その上に白トリュフのスライスのプレゼンテーションでうっとりします。
・じゃがいも入りフォッカッチャと古代小麦入りパン
└フォッカッチャは冷めていて、古代小麦入りパンは温かくでご提供。豆腐サワークリームにつけることも推奨されます。これがまた合うこと!
・アルチザン野菜
└最初に野菜のプレゼンテーション。
もはや作り物かと思う程のはっきりとしたカラフルな野菜達。
それにペーパーを渡させれて生産者をアルチザンと称え、明確にリスペクトしていることに感心。
その後にこの野菜プレートとお持ち頂けます。
傍に昆布とそら豆が添えられています。
この野菜達を食べていたら、何故かウルッときました。大地の恵みをアルチザンにより施され、このアルチザン野菜をそれぞれ最高の手仕事とプレゼンテーションで提供頂けたことに愛を感じました。
これぞまさに正のスパイラル。この正しい連鎖が人間、社会、地球、宇宙の営みのあるべき姿なんだと、ある意味、盆栽の小宇宙を感じるような感覚になりました。まさに感動とはこういうものだなと実感!
・蕪を複雑に火を入れして シンプルに
└このメニューはスペシャリテで、一年を通じて提供されるそうです。4時間の火入れをしているそうです。夏はジューシーで辛めで、冬は甘いらしく、四季を通じてその変化を楽しめるそうです。イタリアンパセリのソースが絶品で、パンにつけて食べても最高でした!
・真魚鰹を無花果の葉焼 南瓜とヘーゼルナッツ ブールブラン マスカット 赤玉葱 塩漬レモン 菊の花
└これまた、半端なく美味しいですね。真魚鰹はトロッと柔らかく、この南瓜、ヘーゼルナッツ、マスカット、赤玉葱、塩漬レモン、菊の花が色味、塩味、甘味、食感、みずみずしさ、全てにおいてバランスが最高で、この食材の合わせ方に悶絶します!
・京都産 七谷鴨胸肉を東京檜原村のミズナラで焼いてソース・オ・ヴァンルージュ マコモダケ ハナビラタケ
└鴨胸肉は外がパリッ、中がジューシー!
それに日本の赤ワインにしょっつるを加えたソースがもう絶品すぎて、思わず店員さにこのソース絶品ですね!と語りかけてしまいました・・
・鴨腿肉のラビオリ 柚子 栗のスープ
└こちらは鴨腿肉を活用したラビオリ。外のお椀は激熱て、前皿の鴨胸肉と本品の鴨腿肉で鴨一匹を存分に活用。
柚子がお椀全体を包みます。栗のスープも季節を感じます。そして、驚いたのがお代わりできるとのこと。私はラビオリ一つ、妻はスープをお代わりしました。フレンチではお代わりがないのですが、和食はお代わりがあるので、それを踏襲したのだそう。フレンチと和食の良いところを融合させていくアウフへーベーが未知なる体験を生むんですね。
・アルチザンチーズ
└日本のチーズを最初にプレゼンテーション。
その後に丁寧にプレートに盛り付けられています。
日本のチーズってこんなに美味しいのか、と驚きました。その中でもブラウンチーズが今まで味わったことがなく、様々なチーズの中に良いハーモニーを生み出していました。
・洋梨 フロマージュブラン 花茗荷の葉のヴィネグレットと茗荷のクリスプ
└これがですね、絶品すぎです。
構成されている要素を一口で頂くと、お魚の時と同様に、バランスが絶妙すぎなのです。
茗荷のクリスプ合わせしてくるのは驚きで、赤ワインヴィネガーも加えられており、洋梨の瑞々しさと芳醇なフロマージュブランに違和感なくむしろハーモニーを生み出してこのセンスに脱帽です。
・島バナナ ミントシュー/落花生のフィナンシェ/ヘーゼルナッツと昆布の練り切り/米粉 蓬/李 赤紫蘇 琥珀糖/ショコラ ドライジンジャー/お薄/World Peace
└沢山の茶菓子達。それに合わせてくるのがお抹茶。お茶を目の前で点てて頂けます。
これを眺めていたら、本日2度目のウルッときました。何故かなーと思い巡らせてみると、渦は宇宙に繋がっていると天河神社の大宮司から聞いたことがあり、常日頃、お茶を点てることは宇宙と繋がっているんだなーと思っていたので、おそらく、あの空間でお抹茶を点ている姿に宇宙のOnenessを感じたんだろうと思います。
自分でもウルッとくるのはとっても驚きでした!
そして、World Peace!
百年の孤独とピーナッツ合わせたピーナッツミルクでこれを飲んでほっとする温かみが世界平和に繋がるように、との願いを込めて。
本当に一つ一つ考えたれていて凄い!につきます。
最後に一杯、コーヒーや紅茶など頼めたので、コーヒーをオーダー。
手土産としてコースで使用した日本の調味料達を1人一つ持ち帰えれます。
この辺りも日本の物に拘られているのが素敵だなと思います。
私は、この中から、感銘を受けた鴨肉の赤ワインソースで使用されたしょっつるを選択。
このお店は感心すること沢山ありまして、お手洗いに行くと、お待ちになる方々を想定して、待っていられるソファースペースがあります。鉄瓶を中心に囲炉裏のようなテーブルで、書籍が置いてあります。
そこになんとシェフの東大の大学院修士論文が置かれています。この究める感じは尊敬に値します。
このスペースに、ミシュランやAsia Top 50など数々の受賞したものが置かれており、凄まじいなーと思いました。
そしてお店入り口にはルレ・エ・シャトー(RELIAS & CHATEAUX)のマークがあります。
ここはルレ・エ・シャトーの加盟店なんだそうです。
https://www.relaischateaux.jp
加盟店料も高いらしいですが、高い志を感じます。
そして、気になっていたのがライヨールのナイフをお客様に選定してもらい、それを最初から最後まで使用すること。
このライヨールのナイフ、何か意味あるのかなーと思っていて調べたところ、この生江シェフ、フランス料理の世界に飛び込むことになったきっかけは、フランス人シェフ、ミシェル・ブラスの本に出会ったことによるそう。
日本でオープンした北海道・洞爺湖「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」に転職し、フランスで研修も受けたそうです。
そのミシェル・ブラス氏は、ソムリエナイフで有名なラギオール(Laguiole)村でオーベルジュ(Auberge)「ミシェル・ブラス」を営んでいるそう。
ここでこのライヨールのナイフに繋がるんですねー!
https://www.forge-de-laguiole.jp
推測するに、フランス料理のきっかけになった恩師ミシェル・ブラス氏が営むオーベルジュの村を象徴するナイフを、自身のお店で象徴的に使用している、ということですね。
生産者をアルチザンと称え、その作品を最高の手仕事とプレゼンテーションでお客様に元気を与えるエクスペリエンスを提供する。
フランスや日本のエッセンスを絶妙にミックスさせながら、このお店独自の世界観を作り上げています。
生江シェフに関しては下記を見ると考え方や生き方、思想などが存分に伝わってきます。
https://www.tsuji.ac.jp/about/project/cat1271/mirai01.html#:~:text=生江史伸さん,のキャリアをデザインした%E3%80%82
https://colocal.jp/topics/lifestyle/people/20150914_46945.html
https://www.vermicular.jp/aboutus/shinobunamae01/
https://www.richessemag.jp/gourmet/a45542033/leffervescence/
https://forbesjapan.com/articles/detail/73147/page3
https://r-tsushin.com/people/chef_archive/28/#page-2
https://brutus.jp/namaeshinobu_walking_thinking/
この体験を通じて、父が親しんだ畑作りや、母が親しんだ茶道、などやってみたいなーと思い巻いた。
この一生で忘れられない体験を与えてくれた当店を心よりリスペクト致します!
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